拡張性の高いエンタープライズストレージで飛躍的な成長を実現

大手銀行

Hitachi Vantara LLCの海外導入事例をご紹介します。

課題

今後5年間で飛躍的に増大する銀行のお客さま、トランザクション、データをサポート


お客さまが抱える課題

APACを拠点とする大手の本銀行は、顧客がいつでもどこでも即座に銀行サービスにアクセスできるように強力な新アプリケーションを導入し、これは即座に成功をおさめました。そのため、本銀行は飛躍的な成長を遂げ、ITチームはデジタル変革に対応するための戦略を見直すことになりました。

顧客基盤の拡大によって、トランザクションとデータ量が大幅に増大することは予測していましたが、既存のミッドレンジストレージではその要求に対応できないということは認識していませんでした。本銀行は、より大きな容量と高い性能そして改善されたデータ保護を備えた、新エンタープライズ・ストレージ・インフラを必要としていました。


解決へのアプローチ

ダウンタイムがゼロで、性能に影響を与えることなく、主要バンキングアプリケーションを新データ・ストレージ・インフラに移行


課題解決のために導入したソリューション

本銀行の成長軌道を分析し、今後5年間のニーズに対応できる拡張性のあるソリューションが必要であるとの判断から、日立ヴァンタラチームは根本的に異なるアプローチを提案しました。

本銀行のITチームと協力しながら、主要バンキングアプリケーションをサポートするために必要なスケーラビリティ、性能、データ保護の要件を満たすソリューションのPoC(概念実証)を設計しました。本銀行のITチームと協力しながら、主要バンキングアプリケーションをサポートするために必要なスケーラビリティ、性能、データ保護の要件を満たすソリューションのPoC(概念実証)を設計しました。

このアーキテクチャは、2台の日立VSP 5500アレイと1台のVSP E990で構成され、Brocade G720と7810スイッチに接続し、Hitachi Ops Centerで管理されます。

チームは、いくつかの重要な制約の中でプロジェクトを遂行しなければなりませんでした。1つ目の制約として、規制要件を満たすために、本銀行の主要データセンタがオフラインになった場合でも、ディザスタリカバリ(障害復旧)サイトからシームレスにシステムを運用できることを証明する必要がありました。そこでチームは、Hitachi TrueCopyを使用して、プライマリデータセンタとセカンダリデータセンタ間でデータを同期レプリケーションするスリーウェイ・レプリケーション構成を構築することによって、これを実現しました。また、障害復旧サイトへの非同期レプリケーションには、Hitachi Universal Replicatorを使用しました。

2つ目の制約として、本銀行は主要バンキングアプリケーションの移行を、オフラインになることなく、また性能に影響を与えることなく、ライブ状態で完了させる必要がありました。この戦略を着実に実行するため、チームはまず重要性の低いアプリケーションを新ストレージシステムに移行し、次により優先度の高いアプリケーションを移行し、最後に主要バンキングアプリケーションそのものを移行しました。どの移行も完璧に遂行され、ダウンタイムはゼロで、性能に影響を与えることなく、計画通りに完了しました。



ソリューション導入による効果

 

日立のVSPソリューションの導入当初から、本銀行の最重要で性能重視の本番システムを稼働していますが、問題やダウンタイムは発生していません。本銀行のITチームは、ストレージコントローラーを再起動することなく、パッチをインストールすることができるため、計画的なメンテナンスであっても、可用性や性能に影響が出ません。

アプリケーションを稼働するストレージ性能も劇的に向上しました。以前は5~7ミリ秒だったレスポンスタイムが、今では0コンマ数ミリ秒台になりました。これは、本銀行が以前使用していたミッドレンジシステムと比べて5倍以上の性能改善となりました。

最も重要なことは、本銀行が顧客基盤を拡大し続けながら、この新プラットフォームがデジタルジャーニーにおける次の段階に進むために必要なスケーラビリティをもたらしたことです。また、4台のストレージコントローラーを15台までアップグレードできるため、今後5年間、あるいはそれ以上にわたって、このソリューションは本銀行のストレージに関する最重要なニーズすべてを支えることができるでしょう。

成長に向けた推進力

優れたエクスペリエンスを実現するためには、最重要バンキングアプリケーションも含めて、主要システムのストレージ性能がとても重要でした。新ソリューションでは、レスポンスタイムが5~7ミリ秒から0コンマ数ミリ秒台に短縮されました。

 - ストレージ性能を5~7倍高速化
 - スケーラビリティを3~4倍向上