フィジカルAIリアルワールドでのデータ基盤ご紹介

NVIDIA GTC 2026 現地参加レポート

2026年5月18日

NVIDIA GTC とは ― 世界最大級AIイベントの全体像

NVIDIA GTCはNVIDIAが主催する年次イベントで、AI とアクセラレーテッドコンピューティングに関する世界最大級のカンファレンスです。AI、GPU、データセンター、ロボティクスといった先端技術をテーマに、世界中から開発者、研究者、ビジネスリーダー、AI ネイティブ企業など、3 万人を超える参加者が 190 カ国以上から集まりました。


世界中の技術者が集結する NVIDIA GTC 2026


2026年3月16日~19日にカリフォルニア州サンノゼで開催された「NVIDAI GTC 2026」は、NVIDIA の創業者/ CEO であるジェンスン フアン による基調講演や最先端のテクニカルセッション、ワークショップが開催されるとともに、数多くの展示ブースが設けられ、AIが研究段階を超えて実ビジネスや社会インフラへ本格的に展開されている現状と将来像が示されました。

広大な会場を埋め尽くす来場者の数と熱気は、GTCがAI分野における世界的なハブイベントとして確かな存在感を放っていることがうかがえました。

日立が「NVIDIA GTC 2026」にゴールドスポンサーとして参加し、Hitachi Vantaraも日立グループとして共に出展しました。現地の様子をHitachi Vantaraの出展内容と共にレポートします。 

HITACHIブース inサンノゼ コンベンションセンター

日立は、屋内の展示会場となるサンノゼコンベンションセンター内にブースを構え、多くの来場者を迎えました。Experience Physical AI in Action! をテーマにエネルギー、モビリティ、製造業など産業分野で実世界に影響を与えるフィジカルAIの革新について「HMAX」の事例とともに日立のフィジカルAIの最前線を紹介しました。

ブースの中でひと際目を引いたのは赤く輝く箱型の・・・AI インフラソリューション「Hitachi iQ」でした。AI活用の拡大を支えるデータ基盤の重要性をテーマに、その基盤の上でAIエージェントをサービスとして設計・提供・運用するソフトウェアサービス「Hitachi iQ Studio」のデモを交え、ストレージを搭載したラック展示紹介を交えながらのトークでは、AIワークロードを支えるインフラの全体像が来場者の方に印象付けられたものと思います。

AIエージェントの設計・運用や社会インフラ分野でのAI活用といったソフトウェア・ユースケースに加え、それらを支える基盤として、どのようなストレージがデータを支えているのかを具体的にご覧いただける構成としました。


屋内展示の様子

生成AIや大規模AI開発が進む中、AIインフラには高い処理性能だけでなく、大量データを安定的に扱うための可用性や信頼性も求められます。ブースでは、学習・推論・運用を通じて重要となるデータ基盤の考え方と、その中でHitachi Vantaraのストレージが果たす役割をお伝えしました。


屋外会場 Hitachi Vantaraブース

Hitachi Vantaraブースin GTCパーク

コンベンションセンターの向かい側に広がる屋外会場GTCパークにはHitachi Vantaraブースが設けられていました。まず驚いたのが、Hitachi Vantaraブースのグッズを探すトークンクエストの宝探しやMaccha Latteによるおもてなしによりイベントを楽しみながら来場の方との技術交流のきっかけが生まれていたことです。

イベント期間中、Hitachi Vantaraのブースには多くの来場者が訪れ、AI活用に伴うデータ管理やインフラ設計に関する活発な意見交換が行われました。

中でも、Hitachi Vantaraブースで毎日実施されたシアターセッションには多くの来場者が足を止め、高い関心が集まりました。

日本語によるセッションも行われ、AI Factoryを支えるHitachi Vantaraのアプローチが紹介されました。「Hitachi iQ」「Hitachi iQ Studio」「HMAX」を通じて、データ基盤からAI活用、さらに現場・社会インフラへの展開までを一体で捉え、お客さまの課題解決にOne Hitachiで取り汲んでいることを紹介しました。

来場者との対話では、AI導入にあたって、構築や立ち上げの難しさ、機密情報を扱う際の信頼性、さらにAIモデルの精度改善や再学習を継続的に進める運用面の負荷といった課題が多く挙げられました。

これに対し、Hitachi Vantaraは、事前検証済みで導入しやすいReady-to-UseなAI基盤、高信頼ストレージによる安全性と安定性、そして「Hitachi iQ Studio」のバージョンニング機能を活用した継続的なモデル管理など、AIの実装と運用を支えるアプローチを紹介しました。


シアターセッション風景

こうした対話を通じて、AI活用をPoCにとどめず実運用へとつなげていく上で、データ基盤と運用設計の重要性が改めて明らかになりました。

AIへの取り組みと今後へ向けて

NVIDIA GTC 2026を通じて、AI活用の本格化に伴い、それを支えるデータ基盤の重要性がますます高まっていることが改めて浮き彫りになりました。

会場一帯ではフィジカルAIがリアルワールドで形となり我々の生活との共存を開始していること、それが違和感なく浸透し始めているような感覚を体験しました。

Hitachi Vantaraは、AI向けインフラソリューション「Hitachi iQ」を軸に、高性能と信頼性を備えたデータ基盤の提供に加え、効率的な電力・冷却技術によるグリーンデータセンターの実現にも取り組んでいます。


イベント会場の様子

AIを支えるインフラへの期待が高まる中、Hitachi Vantaraは、先進技術と運用知見を掛け合わせながら、AI時代の発展を支えるインフラ基盤の提供を通じて、これからもお客さまと社会に価値を届けてまいります。



NVIDIA GTC 2026 | Hitachi Vantara 経営層との現地スナップ

志賀 賢太

伊藤 響

日立ヴァンタラ株式会社

データマネジメント&イノベーション事業本部

ソリューションアーキテクチャー部